パラトール村。
ここが一体どこにあるか読者の皆さんは想像できるでしょうか。。
行ってきた私でさえ何にもわからずにバングラさんに金魚の糞のようについて行き辿り着いた場所なのです(^^;。
そして着いて初めてわかりました…。
ここはインドとの国境堺だと。
国境堺といっても遠く離れているわけではなく、
な、なんと歩いて5分でインドっ!!!
その為、パラトール村の目の前にある山上には迷彩服に身を包み、銃を持った国防衛軍がいつも見張っている…(゚o゚;;!!
下から防衛軍の姿が見える。。
パラトールに着く直前にバングラさんと啓子さんが私達に呼びかける。
「あっちに向かって写真を撮らないように!!!」
もし撮ったら国防衛軍が怪しい人間と思い射殺する恐れがあるらしい…((((;゚Д゚))))!!!
マ、マジで…!!?
実際、射殺されている人もいるらしいのだ…。
生ぬるい平和な日本とは一転、ここは日本ではないということを自覚する。
子供達の歓迎の歌声を聞き、ホームステイするルーカスファミリーの家にようやく到着して
こちらの名産である紅茶を頂く。
ミルクティすごく美味しい(#^.^#)。
ホッとするなぁ。
こちらでも紅茶のことを「チャ」と言うのです。
「チャ」と、日本語の「ない」ということ言葉は共通語でこちらでも「ない」と言います。
なんだかおもしろいなぁ。
疲れ果ててた私達を迎え入れてくれるルーカスファミリー。
そして親戚にあたるイヴァンさん。
皆さんとても良い人そう。
みんな素敵な笑顔。
優しい目をしてる…。
ルーカスさんご家族は村長のルーカスさんと奥さんのアマ(お母さんという意味)と7人の子供達のご家族。
おばあちゃんもいます(*^o^*)!
7人の子供達は上からメイキントン君、カルビン君、マルシーちゃん、クィーンちゃん、プレイシーちゃんとアレックス君。あと大学の寮に入ってて今回会えなかった女の子もいるのだ。
大家族だけど私も5人兄弟なのでなんだか似たものを感じる。
彼らはさっき子供達の歌をリードして歌ったりギターを弾いたりしてくれていた。
左上からメイキントン、マルシー、下左からプレイシー、まさよ、クィーン☆彡
日本のメンバー&クイーンちゃんとイヴァンさん☆彡
長女のマルシーちゃんは自作で服を作っている。
以前、バングラさん達の支援で職業訓練でパッチワークを学びに日本へ3ヶ月間ホームステイしていた。
たった3ヶ月の滞在なのに彼女はかなり日本語を話すことが出来るっ!
なんて頭がいいんだろう…!!
何年経っても英語が話せない自分が恥ずかしく感じる(-。-;。
滞在中、彼女は日本語も英語も話せるので村の人達とのコミュニケーションをとる時にだいぶ助けられた。
バングラデシュは基本はベンガル語で会話するけど村によって言葉が異なってくるのだ。
パラトール村の人達は殆どの人が「カシア族」という民族で「カシ語」を話す。
日本語に英語にベンガル語にカシ語☆彡。
みんなミックスしながら会話する(#^.^#)。
言葉というのは面白い。
一つ、二つ新しい言葉を覚えただけで同じことで笑ったりできる。
会話が成立しないことも多々あってその度に相手に対して申し訳ないっと思ったりするけど
啓子さんに言われた。
伝えようという気持ちが大事だと。
さて、明日に向けて寝ようということになり私と参加者のまりさんはマルシーとクイーンちゃんのお部屋を貸して頂くことに。
ベッドが二台並んでてお姫様ベッドのようにうえからベールがかかってる。
これは虫除けらしく蚊帳なのだ。
鏡があったり服が綺麗にたたんでおいてあって女の子の部屋という感じ☆彡。
飲み水は滞在中いつでも飲めるように前もってバングラさんがペットボトルのミネラルウォーターを準備してくれていた。
心配し続けたトイレはなんと最近、毎年やってくるホームステイする人達の為に
外に作られたらしく、綺麗なトイレを使うことが出来たっ!!
ホッ…(-。-;。
水を流すのはバケツに水を汲んで手動で流す。
村の人達があの急な何十メートルもある階段をのぼって持ってきてくれた水を使わせて頂く。
だから日本みたいに安易には使えない。
大事に使わないと。。
私達は既に埃と汗で臭くなっているけど体を洗い流せない。
水がもったいないという気持ち。
洗顔やシャンプーを持ってきたけど洗顔一つ使うのにどれだけの水がいるのだろう…。
そんな為に苦労して村の人が持ってきた水を使うことは出来ない。
そしてもう一つの理由。
村の人達にとても失礼だと思いながらも井戸から汲まれた水で体を洗い流すのが怖かった…。
なんせ私は胃腸があまり強くなく、日本にいてても頻繁に胃腸を壊すため
現地の水を使って大丈夫か自信がなかった…(-。-;。
しかも今回の旅が急遽決まり、私には予防接種をする時間もお金もなかったからだ。
バングラさんはそんなもん大丈夫や!!としきりに言っていたけど…
私には自信がなかった。
特に女性は水を使わなくていいように使い捨ての体拭きタオルや顔拭きタオルを持ってきて使っていた。
いつまで体を洗わず我慢出来るかな…(ーー;)。
ちょうど寝る前に啓子さんが私に言った。
「夜中にウォーッとか男の人の声がするけど気にしないで。」
???
変な人が入ってこないように24時間、男性達が叫びながら警備しているのだ。
日本人がいるとわかったら標的になり変な人がやって来るかもしれないかららしい…(゚д゚)!!
そんな話を聞いて肝っ玉小さい私はビビリまくりながら
ここは日本でないことを再確認する…。
なかなか眠れない初日の夜を過ごしたのであった…(--;)。
続く…☆彡